アフターピルは72時間を過ぎると効果はない?服用タイミングと避妊成功率をわかりやすく解説
監修:医師・薬剤師監修
避妊に失敗してしまったときや、コンドームが破れてしまったときに使用されるのが「アフターピル(緊急避妊薬)」です。
アフターピルについて調べていると、「72時間以内に飲まないと意味がない」「72時間を過ぎたら効果がなくなる」といった情報を見かけることがあります。
しかし実際には、72時間を過ぎたからといって完全に効果がなくなるわけではありません。
この記事では、アフターピルの効果が期待できる時間、72時間を過ぎた場合の選択肢、避妊成功率について詳しく解説します。
アフターピルとは?
アフターピルとは、避妊に失敗した後に服用する緊急避妊薬です。
排卵を遅らせたり抑制したりすることで、妊娠の成立を防ぐ働きがあります。
一般的に使用されるアフターピルには以下のような種類があります。
| 種類 | 主成分 | 服用期限 |
|---|---|---|
| ノルレボ | レボノルゲストレル | 72時間以内 |
| レボノルゲストレル錠 | レボノルゲストレル | 72時間以内 |
| エラワン | ウリプリスタル酢酸エステル | 120時間以内 |
特に海外ではエラワンが広く利用されており、72時間を超えても使用できることから注目されています。
72時間を過ぎると効果はゼロになる?
結論から言うと、72時間を過ぎたからといって効果がゼロになるわけではありません。
ただし、時間の経過とともに避妊成功率は徐々に低下します。
アフターピルは服用が早ければ早いほど避妊率が高くなる薬です。
| 服用タイミング | 避妊成功率の目安 |
|---|---|
| 24時間以内 | 約95% |
| 48時間以内 | 約85% |
| 72時間以内 | 約58〜75% |
そのため、避妊失敗に気付いたらできるだけ早く服用することが重要です。
72時間を過ぎるとノルレボ系の効果は徐々に低下しますが、完全に無意味になるわけではありません。
72時間を過ぎた場合はエラワンが選択肢になる
72時間を超えてしまった場合に選択肢となるのがエラワンです。
エラワンは120時間(5日間)以内の服用が認められており、排卵直前でも効果が期待できる特徴があります。
そのため、避妊失敗から3日以上経過してしまった場合は、エラワンを検討する人が増えています。
特に週末や連休中などで病院に行けなかったケースでは、120時間まで対応できる点が大きなメリットです。
アフターピルはなぜ早く飲むほど効果が高いの?
妊娠は排卵と受精のタイミングによって成立します。
アフターピルは排卵を遅らせることで妊娠を防ぎますが、すでに排卵が終わっている場合は十分な効果を発揮できないことがあります。
時間が経過するほど排卵や受精が進む可能性が高くなるため、避妊成功率が下がるのです。
そのため、避妊失敗に気付いた時点ですぐ行動することが重要になります。
アフターピル服用後によくある症状
アフターピル服用後には以下のような症状がみられることがあります。
- 吐き気
- 頭痛
- 眠気
- 倦怠感
- 腹痛
- 不正出血
- 生理周期の変化
これらはホルモンバランスの急激な変化によるもので、多くは数日以内に落ち着きます。
また、生理予定日より早く出血したり遅れたりすることもあります。
実際にアフターピルを使用した人の口コミ
28歳 女性
「コンドームが途中で外れてしまい、12時間後にレボノルゲストレルを服用しました。少し吐き気はありましたが翌日には治まり、その後予定通り生理が来ました。」
31歳 女性
「避妊失敗から80時間ほど経ってしまい焦りましたが、エラワンを服用しました。生理が少し遅れたので不安でしたが無事に来て安心しました。」
24歳 女性
「休日で病院が開いておらず不安でした。事前にアフターピルを準備していたので翌朝すぐ飲めたのが良かったです。」
事前に準備しておく人も増えている
最近では、緊急時にすぐ対応できるよう個人輸入を利用してアフターピルを事前購入しておく人も増えています。
アフターピルは時間との勝負になるため、手元にあるかどうかで対応スピードが大きく変わります。
特に地方在住の方や、休日に病院へ行きにくい方から需要が高まっています。
まとめ
アフターピルは72時間を超えたら完全に効果がなくなるわけではありません。
しかし、時間が経過するほど避妊成功率は低下するため、できるだけ早く服用することが重要です。
72時間以内であればレボノルゲストレル系、72時間を超えてしまった場合は120時間まで対応可能なエラワンが選択肢になります。
避妊失敗時は迷わず早めに対応し、不安な時間を少しでも短くすることが大切です。

