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生理が来ない時は何日待つべき?妊娠検査薬を使う目安を解説

生理不順

生理が来ない時は何日待つべき?妊娠検査薬を使う目安を解説

監修:医師・薬剤師監修

「生理予定日を過ぎたけれど、何日まで待ってよい?」

「妊娠検査薬を早く使うと正しい結果が出ない?」

「検査は陰性だったのに、まだ生理が来ない」

生理が予定通りに来ないと、妊娠している可能性や身体の異常が気になり、不安になる人は少なくありません。

生理は、ストレス、睡眠不足、体重変化、過度な運動、ホルモンバランスの変化などによって数日ずれることがあります。一方、避妊なしの性行為や避妊の失敗があった場合は、妊娠の可能性も考える必要があります。

結論から言うと、日本で一般的に販売されている妊娠検査薬は、生理予定日のおおむね1週間後から使用するのが基本です。生理予定日が分からない場合は、妊娠の可能性がある性行為から3週間後を目安に検査します。

ただし、強い下腹部痛、出血、めまいなどがある場合は、検査時期まで待つべきではありません。

この記事では、生理が来ない時に何日待つべきか、妊娠検査薬を使う時期、陰性でも生理が来ない場合の対応、受診を検討した方がよい症状について解説します。

生理は予定日から何日遅れたら心配?

普段の生理周期が安定している人でも、数日程度のずれが起こることはあります。

生理周期は、排卵の時期がずれると一緒に遅れます。仕事や人間関係のストレス、睡眠不足、旅行、急激なダイエット、体調不良などをきっかけに、排卵が遅れることがあります。

そのため、生理予定日を1〜3日過ぎただけで、直ちに妊娠や病気と判断する必要はありません。

ただし、避妊なしの性行為があった場合は、予定日を過ぎた時点から妊娠の可能性を意識し、手元の検査薬が指定する時期に検査することが重要です。

妊娠検査薬はいつから使える?

妊娠検査薬は、尿中のhCG(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)を検出する検査薬です。

hCGは、妊娠が成立して胎盤のもとになる組織が形成され始めると、血液や尿中に増えていきます。妊娠初期はhCGの量がまだ少ないため、検査の時期が早すぎると、妊娠していても陰性になることがあります。

日本で市販されている一般的な妊娠検査薬は、生理予定日のおおむね1週間後から検査可能とされています。PMDA(医薬品医療機器総合機構)が公開する一般用妊娠検査薬の添付文書にも、生理周期が順調な場合は、生理予定日の約1週間後から検査できると記載されています。

状況 検査する目安
生理周期が規則的 生理予定日のおおむね1週間後
生理予定日が分からない 妊娠の可能性がある性行為から3週間後
検査結果が陰性で生理が来ない 数日から1週間後に再検査
早期妊娠検査薬を使う 製品が指定する検査開始日を守る

生理予定日当日に検査してもいい?

海外では、生理予定日を過ぎた初日から使用できる検査薬もあります。NHS(英国国民保健サービス)では、多くの妊娠検査薬は生理が来なかった最初の日から使えると案内されています。

一方、日本の一般的な市販検査薬は、生理予定日の約1週間後からの使用を指定している製品が多くあります。

検査薬によって検出感度と使用可能な時期が異なるため、インターネット上の一般論ではなく、購入した製品の説明書を優先してください。

指定された時期より早く検査する、いわゆるフライング検査では、陽性が出ることもありますが、陰性結果の信頼性が下がります。

生理予定日が分からない場合はどうする?

生理不順がある人や、前回の生理開始日を覚えていない人は、生理予定日を基準に検査時期を決めにくくなります。

その場合は、妊娠の可能性がある最後の性行為から3週間後を目安に妊娠検査薬を使用します。

NHS(英国国民保健サービス)や妊娠検査薬メーカーの案内でも、生理予定日が分からない場合は、避妊なしの性行為から少なくとも21日後に検査することが推奨されています。

性行為が複数回あった場合は、最も新しい性行為から3週間後にも再検査が必要になることがあります。

早く検査すると陰性になる理由

妊娠検査薬は、尿中のhCGが一定の濃度を超えると陽性を示します。

受精や着床の時期には個人差があり、排卵が予想より遅れていた場合は、本人が考えているより妊娠週数が浅い可能性があります。

この段階で検査すると、尿中のhCGが検出感度に達しておらず、妊娠していても陰性になることがあります。

早すぎる陰性は「妊娠していない」という確定結果ではありません。

PMDA(医薬品医療機器総合機構)の添付文書でも、妊娠初期は尿中hCGが少なく、陰性や不明瞭な結果になる場合があるため、その後も生理が来なければ再検査または医師への相談が案内されています。

妊娠検査薬が陰性なのに生理が来ない場合

検査結果が陰性でも生理が来ない場合は、次の可能性が考えられます。

  • 検査時期が早すぎた
  • 排卵日が遅れていた
  • 尿が薄くhCGを検出できなかった
  • 検査方法や判定時間を間違えた
  • 妊娠以外の原因で生理が遅れている

一般的な妊娠検査薬では、陰性後も生理が始まらない場合、数日から1週間後を目安に再検査するよう案内されています。

正しい時期に検査して陰性だったにもかかわらず、生理が長く来ない場合は、妊娠以外の原因も確認する必要があります。

朝一番の尿で検査した方がいい?

多くの妊娠検査薬は、朝・昼・夜のどの時間帯の尿でも使用できます。

ただし、妊娠のごく初期や再検査の場合は、起床後最初の濃い尿を使うことで、hCGを検出しやすくなる可能性があります。

水分を大量に飲んだ直後は尿が薄くなり、hCG濃度も低くなることがあります。NHS関連の検査情報でも、薄い尿では偽陰性になる可能性があり、妊娠が疑われる場合は早朝尿での再検査が案内されています。

検査前に水を大量に飲んで尿を無理に出そうとするのは避けましょう。

陽性が出たら妊娠確定?

妊娠検査薬で陽性が出た場合、妊娠している可能性は高いと考えられます。

ただし、妊娠検査薬だけでは、胎児が子宮内に正常に着床しているか、妊娠が順調に進んでいるかまでは判断できません。

PMDA(医薬品医療機器総合機構)の添付文書でも、陽性は妊娠の可能性を示すものであり、正常な妊娠かどうかは判別できないため、医師の診断を受けるよう案内されています。

陽性が出た場合は、自己判断で妊娠が確定したと考えず、産婦人科で確認することが大切です。

陽性後はいつ産婦人科へ行く?

妊娠検査薬で陽性が出たら、産婦人科へ相談します。

受診が早すぎると、妊娠週数が浅く、超音波検査で胎嚢が確認できないことがあります。

一方、出血や腹痛がある場合は、週数にかかわらず早めの相談が必要です。

受診時期に迷う場合は、最終月経開始日、性行為の日、検査日、出血や痛みの有無を伝えて医療機関へ確認しましょう。

妊娠以外で生理が遅れる原因

生理が遅れる原因は妊娠だけではありません。

主な原因には、次のようなものがあります。

  • 精神的ストレス
  • 睡眠不足や生活リズムの乱れ
  • 急激な体重減少やダイエット
  • 体重増加や肥満
  • 過度な運動
  • 多嚢胞性卵巣症候群
  • 甲状腺機能の異常
  • 高プロラクチン血症
  • 更年期に伴う変化
  • 授乳
  • 一部の医薬品

ACOG(アメリカ産科婦人科学会)では、無月経の原因として、妊娠、授乳、更年期のほか、医学的な状態や薬剤が挙げられています。

Mayo Clinic(メイヨークリニック)でも、極端な体重減少、摂食障害、強い運動などが生理を止める原因になる場合があると報告されています。

妊娠検査が陰性でも、生理が繰り返し遅れる場合は、ホルモンや卵巣の状態を確認する必要があります。

アフターピルを飲んだ後は生理が遅れる?

アフターピル服用後は、ホルモンの影響によって、次の生理が予定より早まったり遅れたりする場合があります。

少量の不正出血が起こることもありますが、その出血だけで避妊成功とは判断できません。

生理が予定日より1週間以上遅れている場合や、妊娠の可能性がある性行為から3週間たっている場合は、妊娠検査を行いましょう。

アフターピル後の出血を通常の生理と決めつけず、適切な時期の妊娠検査で確認することが重要です。

低用量ピルを飲んでいるのに生理が来ない場合

低用量ピルを使用していると、休薬期間の出血が少なくなったり、出血が起こらなかったりする場合があります。

ピルは子宮内膜を薄くするため、剥がれ落ちる内膜が少なくなり、出血しないことがあります。ACOG(アメリカ産科婦人科学会)でも、ピルなどで生理を止めても子宮内膜が蓄積するわけではなく、内膜が薄く保たれると説明されています。

ただし、飲み忘れ、嘔吐、下痢、相互作用のある薬の使用、避妊なしの性行為などがあった場合は妊娠の可能性を確認する必要があります。

ピルを服用していても妊娠検査薬は使用でき、一般的なピルの成分が検査結果へ直接影響することはありません。

生理が3か月来ない場合は無月経の可能性

これまで生理があった人に、3か月以上生理が来ない状態は、続発性無月経と呼ばれます。

ACOG(アメリカ産科婦人科学会)では、すでに月経がある人に3か月以上生理がない状態を無月経として説明しています。

妊娠していない場合でも、卵巣、甲状腺、下垂体、体重、栄養、運動などの問題が関係している可能性があります。

3か月になるまで何もせず待つという意味ではありません。生理不順を繰り返す場合や体調変化がある場合は、それより前でも相談を検討しましょう。

すぐに相談した方がよい症状

生理が来ないことに加えて、次の症状がある場合は、妊娠検査の予定日まで待たずに相談が必要です。

  • 片側に強い下腹部痛がある
  • 出血と腹痛が同時にある
  • 肩に原因不明の痛みがある
  • 強いめまいや失神がある
  • 冷や汗が出て顔色が悪い
  • 妊娠検査薬が陽性で強い痛みがある
  • 大量の出血が続いている

子宮外妊娠では、生理の遅れ、少量出血、骨盤痛などが起こり、進行すると腹痛、肩の痛み、めまい、失神を伴うことがあります。NHS(英国国民保健サービス)とMedlinePlus(米国国立医学図書館の健康情報サイト)では、妊娠検査が陽性でなくても、妊娠の可能性とこれらの症状がある場合は早急に相談するよう案内しています。

片側の強い腹痛、出血、めまい、失神は、通常の生理の遅れとして様子を見ないことが重要です。

妊娠検査薬を個人輸入する場合の注意点

海外製の早期妊娠検査薬を個人輸入で準備する人もいます。

海外製品には、生理予定日前や予定日当日から使用できるものがありますが、検出感度や判定方法は製品ごとに異なります。

早く使える製品であっても、陰性結果が妊娠を完全に否定するとは限りません。

製造元、使用期限、保管状態、検出感度、説明書を確認し、陰性でも生理が来なければ再検査してください。

陽性、不明瞭、判定不能の場合は、市販品を繰り返すだけでなく、産婦人科で確認することが大切です。

実際によく聞かれるケース

25歳 女性

「生理予定日を2日過ぎて不安になり、すぐに検査したところ陰性でした。1週間後に再検査すると陽性になり、最初の検査は早すぎたと分かりました。」

32歳 女性

「生理不順で予定日が分からなかったため、最後の性行為から3週間後に検査しました。予定日だけでなく、性行為からの日数で考えると分かりやすかったです。」

41歳 女性

「妊娠検査は陰性でしたが、生理が何度も遅れるようになりました。検査を受け、妊娠以外のホルモン変化を確認することになりました。」

※上記は一般的なケースをもとにしたイメージであり、生理周期や検査結果には個人差があります。

まとめ

生理が来ない場合、数日程度の遅れであれば、排卵日のずれやストレスなどによって起こることがあります。

ただし、妊娠の可能性がある場合は、適切な時期に妊娠検査薬を使用することが重要です。

日本で一般的に販売されている妊娠検査薬は、生理予定日のおおむね1週間後から使用するのが基本です。

生理予定日が分からない場合は、妊娠の可能性がある性行為から3週間後を目安に検査します。

検査が陰性でも生理が来ない場合は、数日から1週間後に再検査するか、医療機関へ相談しましょう。

早すぎる検査では、妊娠していてもhCGが少なく、陰性になる可能性があります。

正しい時期に検査しても生理が来ない場合は、妊娠以外にストレス、体重変化、過度な運動、多嚢胞性卵巣症候群、甲状腺機能などが関係している可能性があります。

片側の強い腹痛、出血、めまい、失神などがある場合は、子宮外妊娠などの可能性もあるため、検査時期まで待たずに相談することが大切です。

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