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バイアグラとバイアグラ系ジェネリックは価格差が大きいけど、本当に効き目は一緒なの?

ED治療薬

バイアグラとバイアグラ系ジェネリックは価格差が大きいけど、本当に効き目は一緒なの?

監修:医師・薬剤師

ED(勃起不全)治療薬を調べていると、「バイアグラは高いのに、ジェネリックはかなり安い」「ここまで値段が違うと、効き目も弱いのでは?」と疑問に思う人は多いでしょう。

結論からいうと、日本で正式に承認されているバイアグラ系ジェネリックは、先発品のバイアグラと同じ有効成分シルデナフィルを含み、品質・有効性・安全性が同等と認められた医薬品です。厚生労働省では、ジェネリック医薬品の承認には、先発医薬品と品質・有効性・安全性が同等であることを証明する必要があり、生物学的同等性試験などの結果をもとに審査するとしています。

そのため、「ジェネリックだから有効成分が薄い」「安いから効き目が半分」というものではありません。

一方で、錠剤の大きさ、色、形、添加剤、コーティングなどはメーカーによって異なることがあり、飲みやすさや体感に違いを感じる人はいます。

この記事では、なぜバイアグラとジェネリックで価格差が大きいのか、本当に効果は同等なのか、ジェネリックを選ぶ際に確認したいポイントを分かりやすく解説します。

  1. まず結論|国内承認ジェネリックなら効き目は基本的に同等
  2. なぜこんなに値段が違うの?
  3. ジェネリックの「生物学的同等性」とは?
  4. 「同等」と「完全に同一」は違う
  5. 「ジェネリックの方が弱く感じる」という人がいるのはなぜ?
  6. ジェネリックでも効く仕組みはバイアグラと同じ
  7. 副作用も基本的には同じ?
  8. 添加剤が違うと効き目も変わる?
  9. ジェネリックによって品質差はないの?
  10. 価格差が大きいならジェネリックを選んだ方がお得?
  11. 先発品のバイアグラを選ぶメリットは?
  12. 逆にジェネリックのメリットは?
  13. 「バイアグラ系ジェネリック」と「海外のコピー品」は同じではない
  14. 同じ50mgなら必ず同じように効く?
  15. シルデナフィルが効きにくいときに確認したいこと
  16. ジェネリックだから2錠飲んでもいい?
  17. 硝酸薬との併用は先発品でもジェネリックでも禁止
  18. 先発品とジェネリックの違いを簡単に比較
  19. どちらを選べばいい?
  20. よくある質問
    1. バイアグラよりジェネリックの方がかなり安いですが、本当に同じですか?
    2. シルデナフィル50mgならバイアグラ50mgと同じ強さですか?
    3. ジェネリックの方が副作用が少ないですか?
    4. ジェネリックに変えたら効きにくい気がします
    5. 安い海外ジェネリックでも国内ジェネリックと同じですか?
  21. まとめ

まず結論|国内承認ジェネリックなら効き目は基本的に同等

バイアグラの有効成分はシルデナフィルです。

国内で承認されたバイアグラのジェネリックも、同じシルデナフィルを同じ規格で含んでいます。

例えば、

  • バイアグラ錠25mg
  • シルデナフィル錠25mgVI

であれば、どちらもシルデナフィル25mgを含むED治療薬です。

同様に50mg製剤もあります。

バイアグラの国内添付文書では、通常成人にシルデナフィルとして25~50mgを性行為の約1時間前に服用し、1日の投与は1回、24時間以上空けることとされています。

国内で正式承認されたジェネリックも、この先発品との同等性が確認されたうえで販売されています。

なぜこんなに値段が違うの?

価格差を見ると、「安い薬は成分の質を落としているのでは」と思うかもしれません。

しかし、ジェネリックが安い最大の理由は、先発医薬品のように新しい有効成分を一から開発するための巨額な研究開発費が必要ないためです。

先発医薬品では、

  • 新しい有効成分の探索
  • 非臨床試験
  • 複数段階の臨床試験
  • 長期間の研究開発

などが必要になります。

ジェネリック医薬品では、すでに有効性や安全性が確立された有効成分を使用し、先発品との同等性を証明して承認を取得します。

厚生労働省では、ジェネリック医薬品の承認にあたり、規格・試験方法、安定性試験、生物学的同等性試験などの資料が求められるとしています。

つまり、「安い=効き目を削っている」のではなく、開発にかかる費用構造が違うため価格を抑えられるのです。

ジェネリックの「生物学的同等性」とは?

ジェネリックを理解するうえで重要なのが、生物学的同等性(BE:Bioequivalence)です。

簡単にいうと、同じ量を服用したときに、有効成分が体内へどの程度・どの速度で吸収されるかを先発品と比較する試験です。

薬を飲むと、有効成分は消化管から吸収され、血液中へ入ります。

生物学的同等性試験では主に、

  • 血液中の薬物濃度がどの程度上がるか
  • 体内へ吸収される総量
  • 最高濃度へ到達するまでの時間

などを比較します。

厚生労働省では、こうした試験結果などから先発医薬品と同レベルの品質・有効性・安全性を持つと確認されたジェネリックだけが承認されるとしています。

そのため、「シルデナフィル50mgと書いてあるだけで同じ」というのではなく、国内ジェネリックは承認審査を通過した製品です。

「同等」と「完全に同一」は違う

ここは少し誤解されやすいポイントです。

バイアグラとジェネリックは、効果・安全性が同等と認められていますが、製品そのものが完全に同じとは限りません。

例えばメーカーによって、

  • 錠剤の形
  • 大きさ
  • コーティング
  • 添加剤

などが異なる場合があります。

有効成分とその量は同じでも、「錠剤としての作り」はメーカーごとに違うことがあります。

そのため、「こちらの方が飲み込みやすい」「口の中で崩れやすい」などの使用感には違いが出ることがあります。

「ジェネリックの方が弱く感じる」という人がいるのはなぜ?

実際にジェネリックへ変えた人の中には、「以前より弱い気がする」と感じる人もいます。

しかし、それだけでジェネリック自体の有効成分が弱いとは判断できません。

ED治療薬の効果は、その日の条件にかなり影響されます。

例えば、

  • 食事の直後だった
  • 脂っこい料理を食べた
  • 大量に飲酒した
  • 強く緊張していた
  • 性的刺激が少なかった
  • 寝不足だった
  • 体調が悪かった

といった要因です。

シルデナフィルは食事と一緒に服用すると、空腹時と比べて効果発現が遅れることがあります。国内添付文書でもこの点が注意されています。

先発品とジェネリックを比較するなら、服用量・食事・飲酒・服用時間などの条件をできるだけ揃える必要があります。

ジェネリックでも効く仕組みはバイアグラと同じ

バイアグラと国内承認シルデナフィルジェネリックは、どちらも有効成分がシルデナフィルです。

シルデナフィルはPDE5(ホスホジエステラーゼ5)を阻害し、性的刺激によって作られたcGMPの分解を抑えることで、陰茎海綿体へ血液が流れ込みやすくなるよう働きます。

バイアグラの適応は、「満足な性行為を行うに十分な勃起とその維持ができない患者」とされています。

また、バイアグラは催淫剤や性欲増進剤ではありません。性的刺激があったときの勃起を助ける薬です。

ジェネリックも同じシルデナフィルである以上、作用する仕組み自体も同じです。

副作用も基本的には同じ?

基本的には同じ有効成分なので、想定される副作用も共通しています。

シルデナフィルでは、

  • 頭痛
  • 顔のほてり
  • 動悸
  • 鼻づまり
  • 消化不良
  • めまい
  • 視覚の変化

などが起こることがあります。

したがって、「ジェネリックは安いから副作用も弱い」「先発品の方が副作用が強い」という単純な関係ではありません。

同じ用量のシルデナフィルであれば、同様の副作用に注意する必要があります。

添加剤が違うと効き目も変わる?

添加剤は錠剤を形作ったり、安定性や飲みやすさを保ったりするために使われます。

有効成分そのものではないため、基本的にはED改善作用を目的とした成分ではありません。

ただし、添加剤が異なることで、錠剤の崩れ方や飲みやすさなどが変わる可能性はあります。

一方で、国内承認ジェネリックは先発品との生物学的同等性などを確認して承認されるため、添加剤が異なることだけを理由に「効果が落ちる」とは考えません。

特定の添加剤へのアレルギー歴などがある場合は、医師や薬剤師へ相談してください。

ジェネリックによって品質差はないの?

国内で承認されている製品については、各メーカーが一定の品質基準を満たす必要があります。

PMDA(医薬品医療機器総合機構)では、ジェネリック医薬品の品質について検討する「ジェネリック医薬品品質情報検討会」を設け、溶出試験などを用いて品質確認を行っています。

製品によって溶出挙動などに違いが確認されるケースでも、承認時に生物学的同等性試験によって先発品との同等性が確認されている製剤があります。

「メーカーが違う=効き目が大きく違う」という前提で考える必要はありません。

価格差が大きいならジェネリックを選んだ方がお得?

価格を重視するのであれば、国内承認ジェネリックは合理的な選択肢です。

ED治療は自由診療になることが多く、クリニックによって価格設定も異なります。

そのため、先発品を継続的に使用する場合とジェネリックを使用する場合では、長期的な費用に大きな差が出ることがあります。

特に、

  • 毎月ある程度の回数を使用する
  • シルデナフィルで十分な効果を得られている
  • 先発品への強いこだわりがない

のであれば、ジェネリックを検討するメリットは大きいでしょう。

価格が安いから治療効果まで低い、という考え方をする必要はありません。国内承認ジェネリックは先発品との同等性を確認したうえで承認されています。

先発品のバイアグラを選ぶメリットは?

それでは、高いバイアグラを選ぶ意味がまったくないかというと、そうとも限りません。

先発品には、

  • 長年使っていて安心感がある
  • 錠剤の形や飲み心地に慣れている
  • ジェネリックへ変更したくない
  • 先発ブランドへの信頼感がある

といった理由で選ぶ人もいます。

薬の継続では、本人が安心して服用できることも重要です。

「先発品の方が効くから選ぶ」のではなく、ブランドや使用感を含めた好みで選ぶという考え方が現実的です。

逆にジェネリックのメリットは?

最大のメリットは費用を抑えやすいことです。

また、メーカーによっては錠剤の形状などを工夫している場合があります。

例えば、

  • 錠剤が小さい
  • 割線がある
  • 飲みやすい形状

など、先発品とは異なる工夫が加えられることもあります。

そのため、価格だけでなく服用しやすさの面でジェネリックを好む人もいます。

「バイアグラ系ジェネリック」と「海外のコピー品」は同じではない

ここは非常に重要です。

国内で承認されたシルデナフィルジェネリックと、インターネットなどで流通する出所不明の「バイアグラ系」「海外ジェネリック」を同じものとして考えてはいけません。

国内の正規ジェネリックは、厚生労働大臣の承認を得るために品質・有効性・安全性の同等性確認が必要です。

一方、国内未承認品や出所不明の製品については、日本の承認審査で品質・含有量・製造管理などが確認されているとは限りません。

PMDA(医薬品医療機器総合機構)では、過去にもシルデナフィルを個人輸入などで安易に使用したことによる健康被害について注意喚起しています。

価格だけで比較するなら、「先発品 vs 国内承認ジェネリック」という条件をそろえて考えることが大切です。

同じ50mgなら必ず同じように効く?

同じ人が同じ条件で服用した場合、国内承認品であれば同等の効果が期待できます。

ただし、人間の体は毎回まったく同じ状態ではありません。

例えば前回は、

  • 空腹時
  • 十分な睡眠
  • 飲酒なし
  • 緊張が少ない

だったのに、今回は、

  • 焼肉を食べた直後
  • かなり飲酒した
  • 寝不足
  • 強いプレッシャーがある

という状況なら、同じ製品を飲んでも効き方は変わります。

1回の使用だけで「このジェネリックは効かない」と判断しない方がよいでしょう。

シルデナフィルが効きにくいときに確認したいこと

先発品・ジェネリックにかかわらず、十分な効果が得られない場合は次の点を確認します。

  • 性行為の約1時間前に飲んだか
  • 食後すぐではなかったか
  • 脂質の多い食事を取っていなかったか
  • 大量に飲酒していなかったか
  • 性的刺激があったか
  • 処方された用量を守っているか

バイアグラは通常25~50mgを性行為の約1時間前に服用し、食事と一緒に服用すると効果発現が遅れる場合があります。

十分に使い方を確認しても効果が弱い場合は、自己判断で量を増やすのではなく処方医へ相談しましょう。

ジェネリックだから2錠飲んでもいい?

いけません。

「安いから弱いはず」と考えて、自己判断で2錠飲むのは危険です。

シルデナフィルは先発品でもジェネリックでも、同じ有効成分量であれば同じ用量として扱います。

国内のシルデナフィルでは、通常成人に25~50mgを1日1回使用し、次回までは24時間以上空けます。

ジェネリック50mgを2錠飲めば100mgとなり、日本国内の通常用量を超えます。

価格が安いことと、薬の強さは無関係です。

硝酸薬との併用は先発品でもジェネリックでも禁止

安全上もっとも重要な注意点の一つです。

シルデナフィルはニトログリセリンなどの硝酸薬と併用すると、血圧が大きく低下する危険があります。

このため併用は禁忌です。PMDA(医薬品医療機器総合機構)でも、シルデナフィルと硝酸薬との併用による重篤な副作用について注意喚起しています。

この注意点は、バイアグラでもジェネリックでも同じです。

先発品とジェネリックの違いを簡単に比較

項目 バイアグラ 国内承認ジェネリック
有効成分 シルデナフィル シルデナフィル
効き目 基準となる先発品 同等性を確認して承認
安全性 承認済み 先発品との同等性を確認
価格 比較的高い 比較的安い
添加剤・形状 先発品独自 メーカーにより異なる場合あり

「効き目は同等、価格や錠剤の作りなどに違いがある」と理解すると分かりやすいでしょう。

どちらを選べばいい?

基本的には、自分が何を重視するかで選べます。

費用を抑えたいなら、国内承認ジェネリックは有力な選択肢です。

一方、以前から先発品を使っていて満足しており、価格が問題にならないのであれば、そのままバイアグラを使う選択もあります。

重要なのは、

  • 正規に承認された製品であること
  • 適切な用量であること
  • 自分の持病や併用薬に問題がないこと
  • 正しい服用方法を守ること

です。

「先発品かジェネリックか」以上に、「安全な製品を正しい方法で使うこと」がED治療では重要です。

よくある質問

バイアグラよりジェネリックの方がかなり安いですが、本当に同じですか?

国内で正式承認されたジェネリックであれば、先発品との品質・有効性・安全性の同等性を確認したうえで承認されています。 価格差は主に研究開発費などの違いによるもので、「成分を薄くしているから安い」という意味ではありません。

シルデナフィル50mgならバイアグラ50mgと同じ強さですか?

国内承認ジェネリックであれば、どちらも有効成分シルデナフィル50mgを含む製剤で、先発品との同等性が確認されています。

ジェネリックの方が副作用が少ないですか?

基本的に有効成分が同じなので、想定される副作用も共通しています。添加剤などが異なる場合はありますが、「ジェネリックだから副作用が弱い」とは限りません。

ジェネリックに変えたら効きにくい気がします

食事、飲酒、服用タイミング、性的刺激、体調などでも効き方は変わります。シルデナフィルは食事と一緒に使用すると効果発現が遅れる場合があります。 条件を確認しても違和感が続く場合は処方医へ相談してください。

安い海外ジェネリックでも国内ジェネリックと同じですか?

国内未承認品は、日本で先発品との品質・有効性・安全性の同等性が確認されているとは限りません。PMDA(医薬品医療機器総合機構)もシルデナフィルの安易な個人使用について注意喚起しています。

まとめ

国内で正式に承認されたバイアグラ系ジェネリックは、価格が安くても「効き目が弱い薬」ではありません。

厚生労働省では、ジェネリック医薬品を承認するために、先発医薬品と品質・有効性・安全性が同等であることを証明する必要があり、生物学的同等性試験などを用いて確認するとしています。

バイアグラもジェネリックも、有効成分はシルデナフィルです。同じ50mgであれば、有効成分量が半分になっているわけではありません。

価格が大きく違うのは、主に先発品に必要だった新薬開発の研究費などをジェネリックでは大幅に抑えられるためです。

一方で、錠剤の形や色、添加剤などはメーカーによって異なることがあります。そのため飲みやすさなどに個人差を感じることはありますが、国内承認品であれば治療効果については先発品との同等性が確認されています。

ただし、出所不明の海外製品や国内未承認品まで同じように考えることはできません。価格だけで判断せず、正規に承認された製品であることを確認することが重要です。

費用を抑えながらED治療を続けたい人にとって、国内承認のシルデナフィルジェネリックは十分に検討できる選択肢といえるでしょう。

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