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ニキビ治療薬を塗る順番は?化粧水や保湿剤との使い方

ニキビ(にきび)

ニキビ治療薬を塗る順番は?化粧水や保湿剤との使い方

監修:医師・薬剤師監修

皮膚科や個人輸入でニキビ治療薬を入手したものの、「化粧水より先に塗るの?」「保湿剤を使うと薬が薄まる?」「朝と夜で順番は違う?」と迷っていませんか。

ニキビ治療薬は、ただ塗ればよいわけではありません。塗る順番や肌の乾かし方を間違えると、ヒリヒリ感、赤み、皮むけなどが強くなったり、必要な範囲へ薬を塗れなかったりすることがあります。

基本的な順番は、洗顔、化粧水、ニキビ治療薬、保湿剤です。朝に治療薬を使う場合は、最後に日焼け止めを塗ります。

ただし、薬の種類や肌の状態によっては、保湿剤を先に塗る方法もあります。この記事では、ニキビ治療薬とスキンケア用品を使う順番を、朝と夜に分けてわかりやすく解説します。

ニキビ治療薬を塗る基本的な順番

まずは、一般的なニキビ治療薬を使用するときの順番を確認しましょう。

  1. 手を洗う
  2. 洗顔料でやさしく顔を洗う
  3. 清潔なタオルで水分を押さえる
  4. 化粧水をなじませる
  5. 肌が乾いてからニキビ治療薬を塗る
  6. 保湿剤を塗る
  7. 朝は日焼け止めを塗る

この順番は、アダパレン、過酸化ベンゾイル、外用抗菌薬などを使う際の基本になります。

ただし、処方時に医師や薬剤師から別の使い方を指示されている場合は、その指示を優先してください。

手順1:薬を塗る前に手を洗う

ニキビ治療薬を塗る前には、石けんなどで手を洗い、水分をしっかり拭き取ります。

手に皮脂、整髪料、食べ物の油などが残っていると、顔へ汚れを広げる可能性があります。

特に、前髪へワックスやヘアオイルを使用している人は注意しましょう。手に残った油分をニキビ部分へ重ねると、毛穴への負担になる場合があります。

手順2:洗顔はやさしく短時間で行う

ニキビがあると、皮脂を落とすために強く洗いたくなるかもしれません。

しかし、スクラブ入り洗顔料やナイロンタオルでこすると、炎症や乾燥が悪化することがあります。

洗顔料をよく泡立て、泡を肌の上で転がすように洗いましょう。ぬるま湯で十分にすすぎ、清潔なタオルを押し当てるように水分を取ります。

ニキビ治療中は「しっかり洗う」よりも「こすらずに洗う」ことが重要です。

朝と夜の1日2回を基本とし、汗をかいたときは必要に応じて洗い流します。何度も洗顔すると、皮膚のバリア機能が低下し、薬の刺激を感じやすくなる場合があります。

手順3:化粧水は必須ではない

洗顔後は、普段使用している化粧水をつけても構いません。

ただし、ニキビ治療で最も重要なのは治療薬と保湿剤であり、化粧水は必ず使わなければならないものではありません。

化粧水を使う場合は、アルコールの刺激が強いもの、香料が多いもの、拭き取りタイプなどを避け、低刺激の商品を選びましょう。

コットンで強くこするとニキビを刺激するため、手のひらでやさしくなじませます。

化粧水をつけた直後で顔が濡れている場合は、すぐに治療薬を塗らず、肌表面の水分が落ち着くまで待ちましょう。

手順4:肌が乾いてからニキビ治療薬を塗る

ニキビ治療薬は、基本的に洗顔後の清潔な肌へ使用します。

肌が濡れたまま薬を塗ると、薬が広がりすぎたり、刺激を感じやすくなったりすることがあります。

洗顔や化粧水の後、肌表面の水分がなくなってから薬を塗りましょう。特にアダパレンや過酸化ベンゾイルで赤みが出やすい人は、洗顔後すぐではなく、肌が十分に乾いてから塗ることが大切です。

薬をたくさん塗っても、効果が早く出るわけではありません。塗る量を増やすと、乾燥、赤み、皮むけなどの副作用が強くなる可能性があります。

ニキビがある部分だけに塗る?広く塗る?

薬によって塗る範囲が異なります。

抗菌薬は、赤く腫れたニキビなど、指示された患部へ塗ることがあります。

一方、アダパレンや過酸化ベンゾイルは、今あるニキビだけでなく、毛穴詰まりや新しいニキビを防ぐ目的で使用されます。そのため、ニキビが繰り返しできる範囲へ薄く広げて塗る場合があります。

自己判断で顔全体へ広げるのではなく、処方時の説明や商品の使用方法を確認してください。

手順5:治療薬の後に保湿剤を塗る

治療薬が肌になじんだら、乳液、ジェル、クリームなどの保湿剤を塗ります。

ニキビ治療中に保湿剤を使うと、「毛穴が詰まりそう」「薬が薄まりそう」と不安になる人もいます。

しかし、アダパレンや過酸化ベンゾイルは、使用初期に乾燥、赤み、皮むけが起こりやすい薬です。保湿をしないまま使い続けると、肌がヒリヒリして治療を継続できなくなることがあります。

保湿剤は薬の効果を邪魔するものではなく、刺激を減らして治療を続けやすくするために重要です。

保湿剤は、油分が多すぎないものや、「ノンコメドジェニックテスト済み」と表示された商品を選ぶとよいでしょう。

刺激が強い人は保湿剤を先に塗ってもよい?

治療薬による乾燥やヒリヒリ感が強い人では、先に保湿剤を塗り、その後に治療薬を使用する方法が選ばれることもあります。

順番は次のとおりです。

  1. 洗顔する
  2. 化粧水を使用する
  3. 保湿剤を薄く塗る
  4. 肌になじんでから治療薬を塗る

保湿剤を先に塗ることで、治療薬が直接肌へ触れる刺激をやわらげやすくなります。

ただし、薬によって推奨される塗り方が異なります。強い刺激がある場合は、塗る順番だけで対応せず、使用回数や塗布量について医師や薬剤師へ相談しましょう。

朝にニキビ治療薬を使う順番

朝に使用する薬を処方されている場合は、次の順番が基本です。

  1. 洗顔する
  2. 化粧水をつける
  3. 治療薬を塗る
  4. 保湿剤を塗る
  5. 日焼け止めを塗る
  6. 必要に応じてメイクをする

ニキビ治療中の肌は乾燥しやすく、紫外線の影響を受けやすくなっています。

外出する場合は、治療薬と保湿剤がなじんでから日焼け止めを塗りましょう。日焼け止めは、ニキビができにくいノンコメドジェニックタイプや、石けんで落とせる低刺激タイプが選択肢になります。

日焼け止めの後に、ファンデーションやコンシーラーを使用します。ニキビを隠そうとして何度もこすると刺激になるため、スポンジで軽く押さえるように塗りましょう。

夜にニキビ治療薬を使う順番

夜は、メイクや日焼け止めをきちんと落としてから治療薬を使用します。

  1. クレンジングでメイクを落とす
  2. 洗顔料でやさしく洗う
  3. 化粧水をつける
  4. 肌が乾くまで待つ
  5. ニキビ治療薬を塗る
  6. 保湿剤を塗る

クレンジング力の強いオイルを長時間なじませたり、メイクを落とすために何度もこすったりすると、肌への刺激が増えます。

日焼け止めやメイクの濃さに合ったクレンジングを選び、短時間でやさしく落としましょう。

アダパレンを使用する場合

アダパレンは、毛穴の出口に古い角質がたまるのを抑え、白ニキビや黒ニキビ、新しいニキビを予防する外用薬です。

一般的には1日1回、洗顔後の清潔な肌へ使用します。

使い始めてから数週間は、赤み、乾燥、皮むけ、ヒリヒリ感が出ることがあります。

目の周囲、唇、小鼻のきわ、傷や湿疹がある部分は刺激を感じやすいため、薬がつかないよう注意しましょう。

アダパレンは妊娠中の人や妊娠している可能性がある人には使用できません。妊娠を希望している場合も、使用前に医師へ相談してください。

過酸化ベンゾイルを使用する場合

過酸化ベンゾイルは、ニキビの原因に関わる菌を減らし、毛穴詰まりを改善する外用薬です。

アダパレンと同じように、使用初期には乾燥、赤み、皮むけ、刺激感が出ることがあります。

過酸化ベンゾイルには、髪の毛、眉毛、タオル、衣類などを脱色する性質があります。

薬を塗った後は手を洗い、完全に乾いてから服を着たり、枕へ顔をつけたりしましょう。白いタオルや寝具を使用すると、色落ちを気にせず使いやすくなります。

抗菌薬を使用する場合

クリンダマイシンなどの外用抗菌薬は、赤く腫れた炎症性ニキビへ使われることがあります。

抗菌薬は、自己判断で長期間使い続けると、薬が効きにくい耐性菌の問題につながる可能性があります。

炎症が落ち着いても、余った薬を予防目的で長期間塗り続けるのではなく、指示された期間を守りましょう。

過酸化ベンゾイルと抗菌薬が一つになった配合薬もあります。複数の薬を処方されている場合は、同じ成分が重複していないか確認してください。

複数のニキビ治療薬を使うときの順番

朝と夜で異なる薬を使うよう指示されることがあります。

例えば、朝に抗菌薬、夜にアダパレンや過酸化ベンゾイルを使う方法です。

複数の薬を同じ時間帯に重ねると、刺激が強くなる場合があります。自己判断で重ねず、朝と夜に分けるのか、同じ時間に使うのかを確認してください。

「ニキビ薬を多く重ねれば早く治る」と考えるのは間違いです。刺激によって肌が荒れると、治療を中断しなければならない場合があります。

ピーリング化粧品やスクラブとの併用に注意

アダパレンや過酸化ベンゾイルを使用している間は、ピーリング成分を含む化粧品、スクラブ、拭き取り化粧水などを同時に使うと、刺激が強くなることがあります。

サリチル酸、AHA、レチノールなどを含む美容液も、肌の乾燥や赤みを悪化させる場合があります。

治療を始めたばかりの時期は、スキンケアを増やすより、低刺激の洗顔料、保湿剤、日焼け止め程度に絞る方が肌の変化を確認しやすくなります。

塗った後にヒリヒリしたらどうする?

軽い乾燥や皮むけは、アダパレンや過酸化ベンゾイルの使用初期にみられることがあります。

まずは塗る量が多すぎないか、目や口の周囲まで広げていないかを確認しましょう。

保湿剤を丁寧に塗り、洗顔時にこすらないことも大切です。

一方で、顔全体が赤く腫れる、強い痛みがある、水ぶくれができる、目の周囲まで腫れる場合は、使用を中止して医療機関へ相談してください。

強い副作用が出たときは、我慢して使い続けないことが重要です。

ニキビ治療薬を個人輸入する場合の注意点

国内では入手しにくい濃度や配合のニキビ治療薬を購入したい、通院せず自宅から注文したいという理由で、個人輸入代行サイトを利用する人もいます。

個人輸入では、アダパレンや過酸化ベンゾイルなどを含む海外製品を比較できる点がメリットです。

一方で、海外製品は国内製品と成分濃度や使用方法が異なる場合があります。濃度が高ければ早く治るわけではなく、赤みや皮むけが強くなる可能性があります。

商品名だけで選ばず、有効成分、濃度、使用回数、塗る範囲、禁忌を確認してください。

個人輸入した薬を使う場合も、最初から複数の商品を重ねず、一つずつ肌の反応を確認することが大切です。

ニキビ治療薬の順番でよくある間違い

最後に、よくある間違いを確認しましょう。

  • 洗顔後、顔が濡れたまま薬を塗る
  • 早く治すために厚く塗る
  • 保湿剤を使わない
  • ニキビをこすってから薬を塗る
  • 複数の治療薬を自己判断で重ねる
  • ピーリング化粧品を一緒に使う
  • 刺激が強くても我慢して使い続ける
  • 過酸化ベンゾイルを塗ったまま色物の衣類や寝具に触れる

ニキビ治療では、薬をたくさん使うことより、適量を毎日継続することが重要です。

まとめ|基本は洗顔・化粧水・治療薬・保湿剤の順番

ニキビ治療薬を塗る基本的な順番は、洗顔、化粧水、治療薬、保湿剤です。朝に使用する場合は、その後に日焼け止めとメイクを重ねます。

化粧水は必須ではありませんが、保湿剤は治療薬による乾燥や刺激を減らし、治療を継続するために重要です。

刺激を感じやすい場合は、保湿剤を先に塗ってから治療薬を使用する方法もあります。ただし、薬によって使用方法が異なるため、医師や薬剤師の指示を優先してください。

ニキビ治療薬は、肌を乾かしてから適量を薄く塗り、低刺激の保湿と紫外線対策を組み合わせることが大切です。

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