海外のジェネリックを自宅にお取り寄せ!

熱中症とは?初期症状・原因・正しい応急処置を解説

熱中症

熱中症とは?初期症状・原因・正しい応急処置を解説

監修:医師・薬剤師監修

「少しめまいがする」「足がつる」「いつもより汗が多い」といった変化は、熱中症の初期症状かもしれません。

熱中症は、暑さによって体温調節がうまく働かなくなり、身体の中に熱がこもることで起こる状態です。炎天下だけでなく、湿度の高い室内、夜間、車内、風通しの悪い作業場などでも発症します。厚生労働省では、高温な環境で発汗などによる体温調節がうまく働かず、体内に熱がこもってさまざまな症状が現れる状態とされています。

熱中症は、初期段階で涼しい場所へ移動し、身体を冷やして水分と電解質を補給することが重要です。意識がもうろうとしている、自力で水が飲めない、けいれんがある場合は、すぐに救急車を呼んでください。

熱中症とはどのような状態?

人の身体は、暑くなると汗を出し、皮膚から熱を逃がして体温を一定に保とうとします。

しかし、気温や湿度が高い場所で長時間過ごしたり、運動や作業によって大量に汗をかいたりすると、体内の水分と塩分が不足します。

さらに、湿度が高い日は汗が蒸発しにくくなるため、汗をかいていても身体の熱を十分に逃がせません。その結果、体温が上がり、脳、筋肉、腎臓、肝臓などへ影響が及ぶことがあります。

WHO(世界保健機関)では、重い熱中症である熱射病は死亡率の高い緊急疾患であり、迅速な治療が必要とされています。([who.int](https://www.who.int/news-room/fact-sheets/detail/climate-change-heat-and-health))

熱中症の初期症状

熱中症は、突然倒れる前に軽い症状が現れることがあります。

  • めまい
  • 立ちくらみ
  • 大量の発汗
  • 生あくび
  • 筋肉痛
  • 足や腕のこむら返り
  • 身体がだるい
  • 気分が悪い

厚生労働省では、めまい、大量の発汗、立ちくらみ、筋肉痛、生あくび、筋肉のこむら返りなどを、熱中症が疑われる症状として挙げています。([mhlw.go.jp](https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/nettyuu/nettyuu_taisaku/happen.html))

例えば、暑い倉庫で作業中に急に足がつる、炎天下を歩いた後に立ちくらみがする、冷房のない部屋で汗が止まらないといった場合は、その場で作業を中止してください。

「少し休めば大丈夫」と無理を続けると、頭痛や嘔吐、意識障害へ進むことがあります。

重症化すると現れる症状

重症度の目安 主な症状 対応
軽度 めまい、立ちくらみ、大量の発汗、筋肉のけいれん 涼しい場所で冷却し、水分と電解質を補給する
中等度 頭痛、吐き気、嘔吐、強いだるさ、集中力低下 医療機関への受診を検討する
重度 意識障害、けいれん、まっすぐ歩けない、反応がおかしい、身体が非常に熱い すぐに119番通報し、救急隊到着まで冷却する

厚生労働省の職場向け情報では、頭痛、嘔吐、倦怠感、虚脱感、集中力や判断力の低下がある場合は、医療機関での診療が必要とされています。([mhlw.go.jp](https://neccyusho.mhlw.go.jp/heatstroke/))

本人が「大丈夫」と話していても、受け答えが普段と違う、名前や場所を答えられない、同じ話を繰り返す場合は意識障害の可能性があります。

熱中症が起こりやすい環境

  • 気温が高い日
  • 湿度が高い日
  • 風が弱い場所
  • 直射日光が当たる場所
  • 閉め切った室内
  • エアコンを使用していない部屋
  • 急に暑くなった日
  • 車内
  • スポーツや屋外作業中

真夏だけでなく、梅雨の晴れ間や、身体が暑さに慣れていない初夏にも注意が必要です。

また、室内でも高齢者がエアコンを使わずに過ごしている場合や、夜間に寝室の温度が下がらない場合に熱中症が起こります。消防庁でも、高温多湿の室内で過ごす高齢者や、車内に残された子どもに熱中症が起こることがあるとされています。([fdma.go.jp](https://www.fdma.go.jp/relocation/kyukyukikaku/oukyu/05kobetsu/02/05_02_24.html))

熱中症になりやすい人

高齢者

高齢者は暑さや喉の渇きを感じにくく、汗をかく機能も低下しやすいため、本人が気づかないまま脱水が進むことがあります。

冷房を嫌がる場合でも、室温と湿度を確認し、周囲の人が水分補給やエアコン使用を声かけすることが大切です。

子ども

子どもは体温調節機能が十分に発達しておらず、地面からの照り返しの影響も受けやすい特徴があります。

ベビーカーは大人の顔の高さより地面に近いため、周囲の気温より暑くなることがあります。短時間でも車内へ子どもを残してはいけません。

持病や服用薬がある人

心臓病、腎臓病、糖尿病、高血圧などがある人は、体内の水分や塩分の調整が難しい場合があります。

利尿薬、抗コリン薬、一部の睡眠薬や向精神薬などでは、尿量、発汗、意識状態などへ影響することがあります。

持病の治療中で水分や塩分の制限を受けている人は、自己判断で大量の水や経口補水液を飲まず、医師の指示に従ってください。

睡眠不足や体調不良の人

寝不足、二日酔い、発熱、下痢、食欲不振などがある日は、普段より熱中症になりやすくなります。

暑い日に無理な運動や長時間の屋外作業を避け、こまめに休憩を取りましょう。

正しい応急処置

1.涼しい場所へ移動する

まず、エアコンが効いた室内、日陰、風通しのよい場所へ移動させます。

屋外で近くに建物がない場合は、日陰へ移動し、地面からの熱を避けるためシートや衣類を敷いて休ませます。

2.衣服を緩める

首元、ベルト、靴、下着など身体を締め付けているものを緩め、熱を逃がしやすくします。

可能であれば上着や余分な衣類を脱がせます。

3.身体を冷やす

首の周囲、脇の下、足の付け根など、太い血管が皮膚の近くを通る場所を冷やします。

保冷剤や氷を使用する場合は、タオルなどで包んで当てます。冷却材がない場合は、皮膚を水で濡らし、うちわや扇風機で風を当てる方法も有効です。

消防庁では、衣服を脱がせて身体を濡らし、うちわや扇風機で風を当てる気化熱を利用した冷却が効果的とされています。([fdma.go.jp](https://www.fdma.go.jp/relocation/kyukyukikaku/oukyu/05kobetsu/02/05_02_24.html))

救急車を呼んだ後も、救急隊が到着するまで身体を冷やし続けてください。

4.意識がはっきりしていれば水分を補給する

本人の意識がはっきりしていて、自分で安全に飲める場合は、水分と電解質を少量ずつ補給します。

大量に汗をかいている場合は、水だけでなく、経口補水液や適切なスポーツドリンクなどが選択肢になります。

厚生労働省では、熱中症が疑われる場合に経口補水液などを補給することを案内しています。ただし、一度に大量に飲むとナトリウムの過剰摂取につながる可能性があるため注意が必要です。([mhlw.go.jp](https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/nettyuu/nettyuu_taisaku/happen.html))

水・スポーツドリンク・経口補水液の違い

飲み物 向いている場面 注意点
水・無糖のお茶 普段の熱中症予防、汗が少ない日 大量に汗をかいた後は塩分も必要になることがある
スポーツドリンク 運動や作業で汗を多くかいたとき 糖分が多い製品があるため、日常的な大量摂取に注意
経口補水液 脱水が疑われるとき、熱中症の応急対応 普段の飲料ではない。腎臓病や心臓病がある人は要相談

経口補水液は、失った水分と電解質を補うために作られていますが、健康な人が水代わりに毎日大量に飲むものではありません。

やってはいけない応急処置

  • 意識が悪い人へ無理に水を飲ませる
  • 吐いている人へ飲料を大量に飲ませる
  • 炎天下でそのまま休ませる
  • 飲酒させる
  • 症状があるのに運動や作業を再開する
  • 解熱鎮痛薬だけで様子を見る

意識がない人や、自力で飲み込めない人へ飲料を与えると、気管へ入って窒息や誤嚥を起こす危険があります。

また、熱中症による高体温は、感染症の発熱とは仕組みが異なります。解熱薬を飲ませるだけでは、身体にこもった熱を十分に下げられません。

救急車を呼ぶ目安

次のような場合は、すぐに119番へ通報してください。

  • 呼びかけへの反応がおかしい
  • 意識がない
  • 自力で水分を飲めない
  • けいれんしている
  • まっすぐ歩けない
  • 身体が非常に熱い
  • 何度も嘔吐している
  • 冷却しても症状が改善しない

厚生労働省では、自力で水が飲めない場合や意識がない場合は、すぐに救急車を呼ぶよう案内しています。([mhlw.go.jp](https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/nettyuu/nettyuu_taisaku/happen.html))

消防庁でも、意識がもうろうとしている、体温が極端に高いなどの症状がある場合は、すぐに119番通報するよう示しています。([fdma.go.jp](https://www.fdma.go.jp/relocation/kyukyukikaku/oukyu/05kobetsu/02/05_02_24.html))

熱中症を予防する方法

喉が渇く前に水分を取る

喉の渇きを感じた時点では、すでに水分が不足している場合があります。

起床後、外出前、運動前、休憩時、入浴前後、就寝前など、時間を決めて少量ずつ飲みましょう。

エアコンを適切に使う

室内でも、気温や湿度が高い場合はエアコンを使用します。

扇風機だけでは、室温が高いと熱い空気を動かすだけになる場合があります。高齢者や子どもがいる家庭では、本人の感覚だけで判断せず、温度計や湿度計も確認しましょう。

暑さ指数を確認する

暑さ指数(WBGT)は、気温だけでなく、湿度、日射、風などを含めて熱中症の危険度を示す指標です。

環境省では、熱中症警戒アラートや熱中症特別警戒情報が発表された場合、涼しい環境で過ごし、こまめな休憩、水分・塩分補給を徹底するよう呼びかけています。([wbgt.env.go.jp](https://www.wbgt.env.go.jp/about_special_alert.php))

身体を暑さに慣らす

急に激しい運動を始めるのではなく、ウォーキングや軽い運動を続け、汗をかく習慣をつけます。

ただし、暑さに慣れるために無理をする必要はありません。寝不足や体調不良の日は運動を中止してください。

熱中症対策の商品や医薬品について

熱中症対策として、経口補水液、電解質を含む飲料、塩分補給用タブレットなどが利用されます。

個人輸入代行では、国内では取り扱いの少ない経口補水用パウダー、電解質製剤、携帯しやすい補水商品などを比較できる場合があります。

自宅から注文でき、容量や成分の選択肢を確認しやすい点はメリットです。ただし、購入前には次の内容を確認してください。

  • ナトリウムやカリウムの含有量
  • 1回分の粉末量と希釈する水の量
  • 糖分の量
  • 使用目的
  • 腎臓病、心臓病、高血圧がある場合の注意
  • 小児や高齢者の使用可否
  • 製造元と使用期限

海外製の補水パウダーは、商品によって希釈する水の量が異なります。濃く作るとナトリウムや糖分の取り過ぎになり、薄過ぎると本来の電解質濃度になりません。必ず表示された水量を守ってください。

また、熱中症に使う特効薬はありません。意識障害や強い嘔吐がある状態を、サプリメントや飲料だけで治そうとしないでください。

医療機関へ相談する目安

意識がはっきりしていて水分を飲める場合でも、次のような状態では医療機関へ相談してください。

  • 頭痛や吐き気が続く
  • 身体のだるさが強い
  • 何度も吐く
  • 尿が極端に少ない
  • 冷却と水分補給をしても改善しない
  • 高齢者や小さな子どもである
  • 心臓病、腎臓病、糖尿病などの持病がある
  • 翌日も強い疲労感やめまいが残る

一度症状が落ち着いても、脱水や臓器への影響が残っている場合があります。当日の運動、飲酒、長時間の入浴は避け、涼しい場所で休養してください。

まとめ

熱中症は、暑さによって体温調節がうまく働かず、体内に熱がこもることで起こります。

初期症状には、めまい、立ちくらみ、大量の発汗、生あくび、筋肉痛、こむら返りなどがあります。

熱中症が疑われたら、すぐに涼しい場所へ移動し、衣服を緩め、首、脇の下、足の付け根などを冷やしてください。意識がはっきりして自力で飲める場合は、経口補水液などを少量ずつ補給します。

意識がおかしい、自力で水が飲めない、けいれんがある、身体が非常に熱い場合は、すぐに119番通報が必要です。

熱中症は屋外だけでなく、室内や夜間にも起こります。エアコン、暑さ指数、こまめな水分補給を活用し、症状が出る前から予防することが大切です。

タイトルとURLをコピーしました